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勉強は「時間を測るべき?」「測らないべき?」効果的な使い分けとは

勉強法

こんにちは、わかるを助ける家庭教師の寺西です。

勉強に取り組む際、「時間を測るべきか、測らずにじっくりやるべきか」と悩んだことはありませんか?

「問題を解く時は時間を測るべき」といった内容は、教育関係の様々な方面から聞こえてきます。
確かに、時間を測る事のメリットは多いと思いますし、私も授業でよく取り入れています。

しかし、私自身の実体験や、生徒さんの学習指導経験を基に考えてみると、時間を測る勉強法にも、測らない勉強法にも、それぞれ明確なメリットとデメリットがあるように思います。どちらか一方が「より良い」というわけではなく、伸ばしたい力や勉強の目的に応じて使い分けることが、質の高い学習につながります。

今回は、それぞれの学習スタイルの特徴を比較し、いつ、どのような勉強に最適なのかを解説します。

時間を測る勉強法のメリット・デメリット

問題を解く際、ストップウォッチやタイマーを使って時間を計測しながら勉強する方法です。

メリット

  • スピード感覚が養える :時間を意識することで、「この問題にかけられるのは○分」という時間配分の感覚が鋭くなります。
  • 緊張感を持って問題に挑める :制限時間があることで、集中力が一気に高まります。ダラダラと時間を過ごすことを避け、短時間で成果を出す訓練になります。

デメリット

  • 制限時間内に解くことが目的になりがち: 時間内に終わらせることを優先するあまり、少し難しい問題で「もう間に合わないから飛ばそう」と、深く考えることを放棄してしまう可能性があります。

時間を測らない勉強法のメリット・デメリット

時間にとらわれず、納得がいくまで問題に取り組む方法です。

メリット

  • 考え抜く力が養える:「なぜこの答えになるのか」「他に解き方はないか」と、時間をかけて一つの問題と徹底的に向き合うことで、本質的な理解と論理的な思考力が鍛えられます。
  • のびのびと問題に向き合える :時間制限がないため、焦りを感じることなく、純粋に知的好奇心を満たしながら学習に取り組めます。新しい分野の学習や難問への挑戦に適しています。

デメリット

  • 集中力が途切れやすい :制限がないため、「この問題はいつまでも考えていられる」という安心感から、途中で集中力が途切れたり、休憩のタイミングを逃したりする可能性があります。

どちらをいつ使うべき?

● 時間を測るほうが向いているシーン

テスト前の勉強
試験形式に慣れ、限られた時間で力を発揮する練習が必要な時期です。過去問や予想問題集を本番と同じ時間で解き、時間内にどれだけ正確にアウトプットできるかという実践力を鍛えましょう。

● 時間を測らないほうが向いているシーン

普段の基礎的な学習・新しい内容の理解
基礎固めや新しい単元を学ぶときは、時間を気にせず「なぜ?」を追求する時間を確保しましょう。ここで思考力をしっかり養うことで、応用力が身につきます。

まとめ:どちらも取り入れて最高の学習へ

大切なのは、「今のお子さんに必要な力は何か?」という視点です。

  • スピードや集中力を鍛えたい → 時間を測る勉強
  • 思考力や理解力を深めたい → 時間を測らない勉強

伸ばせる力が異なるので、両方をバランスよく取り入れるのが最適解だと思います。
目的に合わせて上手に使い分け、より効果的な学習を目指していきましょう!

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