こんにちは、わかるを助ける家庭教師の寺西です。
今回は「おうち合宿では実際にどんな授業をしているの?」という疑問にお答えするため、実際に実施した生徒さんの事例を交えてご紹介します!
おうち合宿とは?
おうち合宿は、中学3年生向けの集中学習プログラムです。
4時間コース・8時間コースがあり、家庭教師がご家庭に訪問して、お子さんと一緒に長時間の学習に取り組みます。
受験期、特に夏以降は、志望校のレベルに関わらず「十分な勉強時間」を確保することが非常に重要になります。しかし…
- 長時間勉強に慣れていない
- 集中力が続くか不安
- 「勉強しなきゃ」と思うだけで手が止まる
という中学生は少なくありません。
そこで 「家庭教師の伴走のもと、長時間勉強の耐性をつける」 ことを目的に作られたのが、このおうち合宿です。
単に時間を増やすだけではなく、集中し続けるための環境づくりと学習の進め方を一緒に体験することが狙いです。
実際におうち合宿を行った生徒の事例(Mさん)
今回ご紹介するのは、英語の長文読解に苦手意識があったMさん。
4時間コースを受講し、長文読解の基礎から実戦までを集中的に取り組みました!
使用教材はご家庭にあったSもぎ過去問。
合宿当日は、こちらで指定した大問7〜9の長文読解問題を事前に解いてきてもらい、準備を整えた状態でスタートしました。
当日の流れ(4時間コース)
1時間目:解いた過去問の一文ずつ丁寧な解説
まずは事前に解いてきてもらった長文問題を使用し、「長文を読むときに何を意識するべきか」を一文ずつ確認しながら説明しました。
単語の意味だけでなく、
- 文構造のとらえ方
- 接続語の働き
- 主語・動詞の対応
- パラグラフごとの役割
など、読解の“基礎の基礎”となるポイントを細かく整理。
「なんとなく読む」から「根拠を持って読む」へと意識を切り替える時間です。
2時間目:別の過去問で実践演習
1時間目で伝えた読み方をそのまま実践してもらうため、未使用のSもぎ過去問を新たに解いてもらいました。
ここでは、時間よりも質を重視し、
- どこでつまずいているか
- どの部分で読みが甘くなるか
- 接続語の見落としはないか
などを観察しながら進めます。
生徒さん自身も「さっき言われたポイントを意識しながら読む」ことを体験する、大事な1時間です。
3時間目:解説と理解の穴の確認
2時間目で解いた問題を一つずつ解説し、理解の不十分な箇所を確認しました。
とくに大切なのは、「間違えた理由を言語化すること」。
- 単語不足なのか
- 文構造の読み違いなのか
- 設問の意図を取り違えたのか
原因が違えば、対策も変わります。
Mさんの場合は、単語・熟語不足のほか、文構造や接続語の読み取りが甘くなる場面が見られたため、長文を読む際に意識すべき事をもう一度お伝えしました。
4時間目:入試過去問で実戦演習+和訳指導
最後は R7年度入試過去問・大問8 を使用し、Mさんと一緒に口頭で和訳を進めました。
ただ答えを教えるのではなく、
- どこを区切って読むべきか
- 指示語が指す内容
- パラグラフごとの役割
- 設問へのアプローチ方法
をその場で説明しながら進めていきました。
この大問8については、後日一人で振り返れるように解説書も作成し、お渡ししました。
おうち合宿の効果
今回のMさんのように、長文読解は
「正しい読み方を知る → 実践する → 振り返る」
のサイクルで大きく伸びます。
また、おうち合宿受講後は、受講の様子や今後のアドバイスをA4のレポートにまとめてお渡しさせていただきますので、振り返って今後の受験勉強に繋げやすくしています。
特におうち合宿では、
- 長時間勉強の“型”をつくる
- 勉強の集中のリズムを知る
- 家では普段できない量をこなせる
といった効果もあり、受験期のスタートダッシュとして最適ですよ!
まとめ
受験期に必要なのは、「知識」だけではありません。
机に向かい続ける集中力と体力が必要です。ただ、それらをいきなり身に付けることは難しいものです。
だからこそ、家庭教師というサービスをうまく活用していただきながら、受験を戦える「学習体力」を少しずつ付けていただきたいと考えています。
「受験生になったが、家での勉強時間がなかなか増えない」
「机に向かっても、思うように集中が続かない」
「分からないところをすぐに質問できる環境がほしい」
そんなお子さんに、特におすすめしています。
気になる方は、ぜひお気軽にお問合せください。
おうち合宿の詳細はこちら↓



コメント