こんにちは、わかるを助ける家庭教師の寺西です。
春から中学生になる小学6年生の皆さんは、中学校生活への期待とちょっぴりの不安で胸がいっぱいではないでしょうか?
また、保護者さまの中には、「うちの子は中学校の勉強についていけるかな?」とご不安を感じておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
新しい教科書、新しい先生、新しい友達との出会いが待っていますが、スムーズなスタートを切るために、小学校のうちに「これだけはやっておこう!」という学習の準備があります。
特に、国語、算数、英語の3教科は、中学校の全教科の土台となる重要な教科です。
この記事では、中学校入学までに固めておきたいポイントを具体的な理由とともにお伝えします。この冬から春にかけて、計画的に準備を進めて、自信をもって中学校の門をくぐりましょう!
1. 国語:すべての学習の土台!「漢字」を完璧にしよう
✅固めておきたいこと:小学校で習う漢字1026字の読み書き
その理由は、
- 文章を読む土台になるから! 小学校で習う漢字(1026字)は、日常生活で目にする文章や、中学の教科書に出てくる文章の土台となる漢字ばかりです。これらの漢字が読めない、書けないとなると、国語の教科書はもちろん、他教科の教科書を読む際にも理解が妨げられてしまいます。さらに、学年が上がるにつれ、国語以外の教科においてもボリュームのある文章を読ませる問題が出題されるなど、文章を読む力は特に必須の能力となります。
- 中学では自力で学習を進める必要があるから! 中学校では、3年間でさらに1110字の新しい漢字を学びます。しかし、授業で多くの時間を割いてくれるわけではありません。小学校のように、先生が一つ一つ書き方を指導したり、漢字練習の時間を取ってくれたりする事はほぼありません。よって、漢字学習はほぼ自力で進める必要があります。今のうちから自分で学習を進めることに慣れておくと、中学校に上がってからのギャップに戸惑うことが少なくなります。
まずは、今持っているドリルや問題集を使って、小学校で習った漢字の読み書きをしっかりと復習しておきましょう。
2. 算数:中学数学の「カギ」となる範囲を徹底復習!
✅固めておきたいこと:小学4年生~6年生の範囲(特に小数、分数、図形の基礎)
理由は、
- 中学数学を理解する上での土台だから! 特に、小数や分数の計算、そして図形の面積や体積を求める基礎は、中学の「方程式」や「関数」、「図形」の問題を解く上で不可欠な基礎力です。ここがあやふやだと、中学で習う複雑な計算や公式の理解が難しくなってしまいます。
さらに余裕があれば、割合(パーセントなど)や速さといった、思考力を問われる単元の復習もおすすめです。これらは、中学で習う「文字式」や「方程式の文章題」で必ず役立ちます。
小学校の時のテキストやドリルを見直して、苦手だった単元を重点的に復習してみましょう。
3. 英語:中学で「いきなり壁」にぶつからないために!
✅固めておきたいこと:アルファベット(大文字・小文字)の読み書き、小学生で習う約700単語
理由は、
- アルファベットは「わかってて当然」! 中学校の英語の授業は、「アルファベットが書ける」「基本的な単語は知っている」という前提でカリキュラムが進んでいきます。アルファベットの書き順や読み方が定着していないと、最初の授業から戸惑うことになります。
- 700単語が中学英語のスタートライン! 小学生の英語で習う単語は約600~700語程度。これらは中学の教科書でも頻繁に使われる基本単語です。これらを覚えていないと、授業で出てくる文章の意味を理解するのに時間がかかってしまい、いきなり「英語は苦手」という壁にぶつかりかねません。
- 中学では自力で学習を進める必要があるから! 漢字学習にも共通する事ですが、現在の中学校の学習指導要領では、1600~1800語程度の英単語を扱います。本格的に文法学習も始まるため、授業の中で英単語を一つ一つ丁寧に解説している余裕はありません。よって、英単語学習についても、ほぼ自力で進める必要があります。
まだ覚えていないという方は、まずは大文字・小文字の練習から始め、次に基本の700単語に触れてみましょう。これらの単語を知っているだけで、中学の授業への入りやすさが格段に変わります。
まとめ:中学への準備は「基礎固め」が最重要!
| 教科 | 最優先で固めるべきこと | 準備のメリット |
| 国語 | 小学校で習う漢字1026字の読み書き | 全教科の教科書がスムーズに読める。中学の漢字学習をスムーズに進められる。 |
| 算数 | 小数、分数、図形の基礎(小4~小5範囲) | 中学数学の「方程式」や「図形」を理解する上で強力な土台となる。 |
| 英語 | アルファベット(大文字・小文字)、基本の700単語 | 中学の授業にスムーズに入れる。最初から「英語がわからない」という壁にぶつかるのを防げる。 |
中学校の学習は、小学校の基礎力が土台となって積み上がっていきます。この冬から春にかけて、上記3つのポイントに焦点を当てて準備を進めておくと、中学校の学習への対応がスムーズにできます。
焦らず、できるところからコツコツと取り組んでいきましょう!応援しています!


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