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【中2の冬から始める】受験勉強はまずここから!中1数学の土台固め

勉強法

こんにちは、わかるを助ける家庭教師の寺西です。

早いもので、もう11月も終わり。中学3年生は、1月の私立受験、そして2月の公立受験に向けて、受験勉強の追い込みを頑張っている時期です。また、中学2年生にとっては、あと1年後には受験が控えていますので、そろそろ受験勉強について考え始める頃かと思います。
しかし、

受験勉強って、どこから手をつけたらいいの?

そのようなお悩みをお持ちのお子さんは少なくありません。受験勉強に対する意識は向きつつも、どこから手を付けてよいか分からずについ後回しにしてしまう、ということはよくあります。

そこで今回は、特に数学に焦点を当てて、中2の冬にやるべき受験勉強についてお伝えします。

まずは中1数学の復習から!

「そろそろ受験勉強を始めたいけれど、何から手をつけたらいいか分からない…」
そんな中2生にまず取り組んでほしい事は、 “中1数学の復習” です!
特に、数学に対して苦手意識を持っている人は特に取り組んでほしいと思います。

なぜ中1数学からやるべきなのか?

中1数学の復習から始めるべき理由は、中1数学が中学3年間の数学のすべての単元の土台になっているからです!
中学数学は、積み重ねの教科と言われます。中1で学んだ内容は、中2・中3の単元につながっており、理解が不十分だとどんどん苦しくなります。つまり、分からないところを放っておけばおくほど、傷は深くなるばかりなのです。

中1で学ぶ内容つながる中2・中3の単元
正負の数計算全般、方程式、関数
文字式ほぼ全ての計算問題で必須
方程式連立方程式・二次方程式へ
比例・反比例一次関数、二次関数へ

たとえば「符号のミス(+−)」が多い人は、今後どれだけ練習しても点数が安定しません。
土台がグラグラだと、その上にどんな知識を積み上げても崩れてしまいます。中1の知識に不安があるまま中3の難しい単元に進んでも、「わからない」の連鎖で挫折してしまう可能性が高いのです。

最優先で取り組むべき単元は「正負の数」

中1数学の中でも、まず手を付けるべきは、数学の計算の最も基礎となる「正負の数」です。
特に、
・足し算・引き算
・掛け算・割り算
符号(+−)のミスが多い人は要注意
この単元は、方程式・連立方程式・関数・図形の計算など今後のすべての単元で必ず使う超重要分野です。
どんなに難しい問題が解けても、符号ミスをしてしまうと点数は伸びません。
つまり、符号の計算ミスは致命的なミス なのです。

また、「符号の付け方は理解しているのに、ケアレスミスしてしまう」人ほど危険です。
そして、普段の勉強でケアレスミスを笑って済ませている人は黄色信号
厳しい事を言いますが、ケアレスミスも実力のうち。普段の勉強でミスする人は、本番でもミスする可能性大です。

中1の復習におすすめの問題集

『完全攻略 中1数学』(文理社)
基本問題、標準問題、実践問題と3ステップ形式になっているので、自分の実力に合わせて無理なく進める事ができます。

学校のワーク
学校のワークも基礎問題から応用問題まで、レベル別に問題が記載されていて、問題数も多いので復習にぴったりです。

テストで毎回50点以下の人は…?

中1数学の前に、小学校算数の理解があいまいな可能性があります。
特に以下が弱いと、計算や図形分野で大きな差がつきます。

  • 小数・分数の四則演算
  • 割合
  • 図形(面積・体積)

心当たりがある人は、小数・分数の計算や図形から復習してみましょう。

小学範囲の復習におすすめの問題集

中学でこまらない小学6年間の算数総復習』(くもん)
中学数学につながる知識を中心に、理解しておくべき事項を復習できる1冊。
基礎的知識の確認事項、練習問題の両方が載っていて便利です。

この冬の学習チェックリスト

中1数学の教科書とノートを引っ張り出す!
正負の数の計算練習を徹底的に行う。(符号ミス撲滅!)
文字式、方程式、比例・反比例の問題を解き直す。
苦手な単元はYouTubeの解説動画なども活用して理解を深める

中1の基礎を固めるのが早ければ早いほど、中2、中3数学の内容が理解しやすくなります。
冬の間にしっかり土台を作って、春から一気に伸ばしていきましょう!

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