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銚子ジオパーク:地層の見える海岸に行ってきました!

学びスポット

こんにちは、わかるを助ける家庭教師の寺西です。

夏休みももう終盤、もうすぐ学校が始まりますね。宿題や自由研究は順調に進んでいますか?

私は先日、銚子に遊びに行ってきました。屛風ヶ浦という、地層を間近で見られるスポットに立ち寄ったので、ぜひご紹介したいと思います!

ジオパークってなに?

ジオパークとは、地質や地形などの自然の特徴を活かして、地域の自然・文化・歴史を学び、守り、活用するためのエリアのことです。2012年に日本ジオパークに認定された「銚子ジオパーク」は、千葉県銚子市の全域がジオパークのエリアになるんだそうです。
銚子市の中には、地域の自然・文化・歴史を学べるスポットが多くありますが、中でも、「屏風ケ浦」は、中学地理で習う「関東ローム層」といった地層を間近で見る事ができます。

屛風ヶ浦の地層

屛風ヶ浦には遊歩道が整備されていて、断崖に重なる地層を安全に観察することができます。
ここは、銚子マリーナ海水浴場の駐車場からそのまま入っていく事が可能です。
写真①では、崖の断面には無数の横線が付いているのが確認できますよね。地層がミルフィーユのように何層も重なっていることが一目で分かります。

写真①地層
写真②海食窪

写真②に写っているのは、海食窪(かいしょくぼ)という、波によって削られた穴です。現在では消波ブロックを設置して、崖の後退速度が小さくなったそうですが、かつては年間50cm~100cmも削られていたそうですよ。

写真③関東ローム層
写真④解説看板

遊歩道を少し進むと、関東ローム層がよく見えるスポットがあります。写真④のような解説の看板が設置されているので、初めて訪れる人も安心です。
写真③の赤く丸がついているところが関東ローム層だそうです。関東ローム層とは、関東地方の台地や丘陵を広く覆っている赤褐色の火山灰層です。主に富士山や浅間山などの火山噴火で飛んできた火山灰や火山礫が、長い時間かけて積もってできました。粒が細かく保水性が高い一方で、水はけが悪く、粘土質になりやすい性質があります。
写真③でも分かるように、関東ローム層は、地層の最上部に位置しています。写真④の看板には、240~250万年前の地層の位置も書いてくれています。
調べてみると、250万年前の日本は、地球の寒冷化に伴う「氷河時代」の初期で、日本列島が大陸と陸続きになる時期があり、ナウマンゾウなどの北方や南方の大型哺乳類が移動していた時代だそうです。そんな時代の地層が、令和の時代を生きる私たちの目の前に姿を現しているなんて、不思議でロマンを感じますね。

遊びも学びも楽しめるスポット

地層の見える遊歩道は、銚子マリーナ海水浴場の駐車場から入っていけるので、夏場は海水浴と合わせて楽しむのがおすすめです。8月の日曜に行きましたが、海水浴客はそれほど多くはなく、ゆったり快適に過ごせそうな場所でした。
ダイナミックな断崖を間近で見られるので、夏休みの自由研究にもぴったり!遊びも学びも楽しめるスポットです!
銚子に遊びに行く機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

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