こんにちは、わかるを助ける家庭教師の寺西です。

VもぎとSもぎってどんな違いがあるんですか?
子どもにどちらを受験させようか迷っていて…
受験生の保護者さまから、このようなご質問をいただくことがあります。
千葉県で高校受験をする方にとって、「Vもぎ」と「Sもぎ」という名前はよく耳にしますよね。
でも、いざ申し込もうとすると、違いがよくわからず迷ってしまうことも。
そこで今回は、それぞれの模試の特徴や違い、どちらを受けた方がよいのかについてわかりやすくまとめてみました。
Vもぎとは?
Vもぎは「進学研究会」という会社が運営しており、1949年設立の老舗です。
首都圏の高校受験生を中心に広く利用されており、会場受験・自宅受験のどちらにも対応しています。
▼模試の種類
県立Vもぎ(千葉県公立高校志望者向け)
6月~翌年1月に毎月実施。8月以降は「県立そっくりもぎ」に切り替わる。
受験料:4,900円(税込)
都立Vもぎ(都立高校志望者向け)
6月~翌年1月に毎月実施。8月以降は「都立そっくりもぎ」に切り替わる。
受験料:4,900円(税込)
都立自校作成対策もぎ
難関校向け独自問題の対策用。10月~1月の全4回。
受験料:5,700円(税込)
私立Vもぎ
私立・国立高校を志望する方向け。9月~12月に4回実施。
受験料:4,900円(税込)
Sもぎとは?
一方、Sもぎは「総進図書」が主催しています。
創立は1998年と後進ですが、千葉県の公立高校入試に特化した模試や公立中学校向け学力テストを提供しており、県内ではとても高いシェアを誇っています。実際、平成16年の時点で千葉県の中学校における学力テストのシェアは約80%(※公式HPより)とのこと。
▼模試の種類
総進Sもぎ(千葉県公立高校志望者向け)
6月~翌年1月に毎月実施。会場受験・自宅受験の選択可。
受験料:4,900円(税込)
偏差値に違いはある?
SもぎとVもぎ、それぞれの偏差値表を見比べると、同じ高校でも数値に差が出ることがあります。
一般的にはVもぎの方が偏差値が低めに出る傾向にありますが、これは特定の高校が低くなるわけではなく、全体的な傾向です。
ですので、「どちらの模試を受けるかによって損をする」という心配は不要です。
あくまでも同じ模試を継続的に受けて、推移を見ることが大切です。
千葉県の公立志望ならどっち?
千葉県の公立高校を志望している場合は、Sもぎをおすすめします。
なぜなら、Sもぎを実施する総進図書は、千葉県内の公立中学校で実施されている学力テストも手掛けているため、模試を受けていない層も含めたより幅広いデータをもとに合格判定が出せるという強みがあるからです。
受験の際の注意点
千葉県の公立高校を目指しているからといって、
「県立VもぎとSもぎを交互に受ける」
というのは、あまりおすすめしません。
VもぎとSもぎは別会社の模試であり、データ共有は一切ありません。
そのため、成績の推移を正しく把握するためにも、どちらか一方に統一して複数回受験することが大切です。
まとめ
✅ 千葉県の公立高校を志望するなら、Sもぎがおすすめ!
✅ ただし、Vもぎでも内容はしっかりしており、受験に不利ということはありません。
✅ 日程や会場など、都合のつけやすさを基準に選んでも大丈夫です。
模試は「合格の可能性を知る」だけでなく、「現状の課題を知る」ためにも大切なツールです。
どちらを選ぶにしても、模試の結果を有効に活かしていきましょう!
コメント